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煉瓦面白物語・2
赤レンガ倉庫の煉瓦はどこで造られたのか?

「煉瓦はどこで造られたのか?」と聞くと「ドイツ」「アメリカ」「イギリス」など海外で造られたと答える人が多い。しかしこれは大きな間違い。当時、600万個以上使われた煉瓦を輸入するとしたら、運賃だけでもバカにならない(赤レンガ2号倉庫だけで318万個の煉瓦が使用されている)。煉瓦は粘土質の土があればすぐにできるので、日本の煉瓦建造物に使われた煉瓦のほとんどは日本で造られている。横浜赤レンガ倉庫の場合は、一部の煉瓦の製作は、刻印によると「愛知県高浜市」の神谷清九郎製瓦所。なぜ、愛知県で造られた煉瓦をわざわざ船で横浜まで持ってきたのかと言う謎。これは推測だが、設計者妻木頼黄(つまきよりなか)は明治30年代に愛知県半田市に「カブトビール工場」を設計・建築している。高浜市は半田市の隣の町。カブトビールで使った煉瓦を再度造らせたのではないか。(まさか、カブトビールで余った煉瓦を持ってきたのでは???)
<その後の調査で>
その後、赤レンガ倉庫の煉瓦の刻印を詳細に調べると、東京の北区十条にあった斉藤煉瓦で製作されたものがあった。結局約630万個に及ぶ煉瓦については、1カ所で製作するのは無理で、いろいろな場所から運んできたのではないかと推測される。


愛知県半田市・カブトビール工場

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赤煉瓦ネットワーク
[舞鶴・横浜] 物語

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日本の「赤煉瓦」でつくられた建物の保存・活用などを行っている「赤煉瓦ネットワーク」の活動をつづった本。
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