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煉瓦面白物語・4
番外編 「日本で一番印象深い赤レンガ」

日本の数ある煉瓦建造物で、一番印象深いものは何かを考えてみよう。北海道の人にとっての「赤レンガ」というと旧北海道庁である。1872年(明治5年)に北海道開拓使が廃止され、一時3つの県に分割されたが、明治19年に北海道庁が設置され、現在の建物は明治21年に竣工している。北海道の開拓の象徴というべきもので、道民には親しまれている。関東では、東京駅が「赤レンガ」として毎日100万人以上の人に利用され親しまれている。関西では大阪中之島公会堂(大阪市中央公会堂)が2002年11月にリニューアルオープンし、たくさんの人に利用されている。我が横浜赤レンガ倉庫、牛久シャトー、法務省、今村天主堂、江田島旧海軍兵学校、…日本中にその地域で愛され活用されている赤レンガが、まちの個性を造りだしている。そうした中で、「どの建物が一番印象の深い建物か」聞くと、自分の生まれ故郷の赤レンガや、青春時代を過ごした赤レンガなど、いろいろな建物の名前が出てくる。 しかし、赤レンガ建造物とは気付いていないが、その建物の前に来ると、心の中にぽっかりと穴が空いてしまうような衝撃の赤レンガがある。
「原爆ドーム」である。この赤レンガ、大正4年に広島県物産陳列館として完成している。設計はチェコ人のヤン・レッツェル。煉瓦造で4階建て、中央に楕円型のドームを配している。原爆が真上で爆発したため、廃墟同然となっているが、日本人の歴史を背負い、その存在感は我々の心に染みてくる。


広島・原爆ドーム

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赤煉瓦ネットワーク
[舞鶴・横浜] 物語

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日本の「赤煉瓦」でつくられた建物の保存・活用などを行っている「赤煉瓦ネットワーク」の活動をつづった本。
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